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草稿

創作の作業場。ネタや草稿を書き散らすところ。

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登場人物一覧

▼涼風の君
二の皇子。三の側妃・藤の方の長男。十六歳。
まだ幼さの残る少女めいた優しげな容貌だが、武力嫌いの人嫌いかつ女嫌いで有名で、滅多に自らの屋敷を出ることがない。異名は凍て風の君。
他人を避けるのは、兄皇子に代わって涼風を立太子させようと企む左大臣の勢力の目を欺き牽制するためで、実際は人嫌いということはない。が、それが裏目に出て篝火との男色の噂が立つも、女性に対する興味関心が薄い彼は逆に都合が良いと放置している。
楽の中では特に竜笛を好み、たまに筝の琴。腕前はどちらもそれなりに上手い方。
真名は《淡 –あわい- 》
 
▼篝火の君
東公の嫡男。二十歳。
長身かつ鍛え上げられた肉体を持ち、男らしい色気溢れる容姿。
涼風とは従兄弟に当たり、最も親しい友人でもある。父親とはあまり仲が良くない。琵琶が趣味だが、下手の横好きで涼風に苦笑されてばかりの腕前。楽の才はないが剣の腕は立つ。
真名は《安芸津 –あきつ- 》
 
▼十六夜の君
一の皇子。一の側妃・瓊花の方の長男。十七歳。
怜悧かつ繊細な容貌で、凛とした風情の若君。目の前の物事に真摯に取り組む誠実さを持ち、生真面目で努力家。その分、悩みを内に秘めやすく、精神薄弱と見る向きもある。
実は女性。皇女であったところを、母・瓊花が愚かな野心に駆られて皇子と偽り、男として育てられる。妹・花香が嫁ぐのを見終えてから、密かに姿をくらまし自死する覚悟をしていた。立太子の儀が現実味を帯びてきて、懊悩している。
舞は苦手だが、特に弾くのが難しいとされる琴の琴の名手。
真名は《流 –ながれ- 》
 
▼三の姫
東公の三女。十二歳。
気が強く好奇心旺盛。容貌は愛らしいが、歯に衣着せぬ率直な物言いが玉にきず。
兄・篝火を深く慕い、兄と妙な噂のある涼風に対して複雑な感情を抱いている。父によって涼風のいいなづけとされる。
 
▼東公
涼風の伯父で篝火・三の姫の父。藤の方の同母の兄。四十代後半。
四家筆頭だが、一の皇子を右大臣側が産んだことで現在は右大臣と権力を二分する。
妹の子・涼風を次期皇とすべく政略を練る。
 
▼西公
十六夜の伯父。瓊花の方の同母の兄。東公より二つ三つ年下。
一の皇子の後見役として、現在は東公の隆盛を抑え込む形になっている。が、瓊花の愚かな野心によってその立場は危うく、失脚の危機にあることを知らずにいる。
 
▽糸遊
涼風に仕える忍び。忍び頭。二十一歳。
普段は女官として涼風のそば近くに控え、身の回りを世話している。
 
▽蜻蛉
涼風に仕える忍び。糸遊の双子の弟。二十一歳。
常に影に潜み、涼風の護衛も務める。
 
▼瓊花 –たまばな- の方
皇の一の側妃。十六夜の母。西公の妹。故人。
かつて藤の方への対抗心と愚かな野心によって、生まれた娘を皇子と偽った。数年前に病死。
 
▼藤の方
皇の三の側妃。涼風の母。東公の妹。
かつて後宮の寵愛争いの中で子を流産しており、瓊花の仕業との噂に怯え、そのために涼風に対しては常に兄を立て争おうなどと思うなと強く言い聞かせて育てた。
現在は病を得て後宮を辞しており、涼風の所領にある屋敷にて療養している。
 
▼皇妃
皇の正妃。三十代後半。
北公の娘。十三で皇に嫁ぐ。それ以前は、その肌の白きことを讃えて白妙の姫と呼ばれていた。
子はないが、皇の寵愛は未だ篤い。
 
▽真鶴
十六夜に仕える女官。乳母。四十代後半。
元は瓊花に仕えていた。秘密の秘匿を使命としている。
 
▼花香の姫
三の皇女。十六夜の同母の妹。十五歳。
物静かで穏やかな姫君。筝の琴の名手。
隣国の王子・奉蝉と幼少期より婚約しており、十六の成人を待って輿入れの予定。
 
▲奉蝉
隣国・凌国の第一王子。弟王子と王位を争っている。二十歳。 

▼皇
暁の皇。母は南公家の出。
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